優雅な曲線を多用したロココ様式のウィンドウトリートメント
■担当:貞 雪栄
■使用生地:ドレープ/TKF-30214(東リ)、レース/DESIRE(イタリア)、スワッグ/SECRET(イギリス)
■施工ポイント:マンションのリビングに究極の窓装飾をお客様と共にカタチにしました。バラのモチーフがお好きなお客様で、生地選びから全体的なデザインまで一切妥協せず、お客様の理想通りのウィンドウトリートメントを実現しました。通常のカーテンボックスでは納まらないほどのボリューム感ある生地を試行錯誤の上、美しく納めることができました。
カーテンやインテリアに対し情熱をお持ちのお客様で、生地選びから最終的なデザインに至るまで何度も足を運んで頂き、詳細なイメージのすり合わせを重ねることで、心からご満足いただける空間に仕上げることができました。
ロココ調インテリアは曲線が多用された女性的なデザインが特徴で、猫脚ともいわれる優雅な曲線を持つガブリオールレッグなどがあります。今回お選び頂いたメインの生地 (東リ TKF-30214) は瑞々しいフルーツと華やかなブーケを上品かつ繊細に織り上げたカーテンで、それにグリーンやピンクローズ色の生地をカラーコーディネートしました。国産の生地には無い、洗練された色味が特徴のイギリス製の生地を使用することで上品な美しさを演出しました。
オーダーカーテンの極み
発注時には細心の注意を払って縫製工場に指示を出しました。まち針を使ってある程度の形を作り、イメージ画像には寸法を記して唯一無二のオーダーカーテンを作っていきます。毎回仕上りが楽しみな瞬間です。
バランスカーテンはデザインの個性が最も現れるポイントです。パーツに取り入れる柄や配置や、重なり具合、さまざまなディテールの調和に加え、お部屋の家具や照明など空間全体との調和も併せて提案させていただきました。
バラのモチーフを取り入れたウィンドウトリートメント
カーテンホルダーにもバラのモチーフを取り入れました。ドイツから輸入した商品で、バラがお好きなF様の想いに応えるべく、難しい施工も職人の協力のもと実現しました。ロココ調のインテリアにバラのモチーフを取り入れたコーディネート。優雅な窓装飾に思わずうっとりさせられました。
生地選びから全体的なデザイン、柄の位置、カスケードのライン、重なり具合すべてにおいて美しく仕上がるよう慎重に進めさせていただきました。商品を納めるまでは不安な部分もありましたが、納めた後お客様から「毎日幸せな気分で過ごせている」と仰っていただけたことを大変嬉しく思います。今までたくさんの施工を経験させていただきましたが、その中でも印象に残る施工例になりました。F様の理想をかたちにできたことを大変嬉しく思います。
Yukie Sada
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