こちらのダイニングセットは、マルニ家具さんの「マキシマム」シリーズです。18世紀フランスで生まれたロココ式をデザインツールにしたクラシカルなシリーズで、多くのファンがおられるそのスタイルは、長年愛されています。
今回はその重厚感のある伝統的なイメージから少し抜け出し、もう少し軽やかなで現代的な要素を取り入れたいとのご希望で、生地を探しました。モーブ系で落ち着いたパープル色のベルベット生地をパイピングに持ってくることで、重厚感のあるアクセントとなり、メインのイギリス製のジャガード生地は、クッションの丸みに合わせてしっとりとした光沢がやわらく上品に浮かびます。
モダンなデザインですが、その質感からエレガントさを十分に感じさせる表情に仕上がりました。