京都・伏見稲荷大社【啼鳥菴】のクロス補修工事をさせていただきました
Before
After
施工背景
京都・伏見稲荷大社の参道に佇む【啼鳥菴(ていちょうあん)】は、数寄屋造りの休憩所が併設された情緒あふれる日本茶カフェです。純和風の建築と聚楽壁が醸し出す落ち着いた雰囲気は、国内外の多くの観光客に親しまれており、毎日大勢のお客様が訪れる人気スポットとなっています。
しかし近年、観光客の方々がぶら下げるリュックサックやカバンが壁に擦れることで、聚楽壁の表面が少しずつ剥がれてしまうという問題が生じていました。そこで京都の工務店様よりご依頼をいただき、壁の補修工事を承りました。
施工内容
今回は、既存の聚楽壁の上からクロスを貼る工法を採用しました。
① シーラー処理 まず、剥がれた聚楽壁をそのままにせず、シーラーを塗布して壁面全体をしっかりと固めました。下地を安定させることで、その後の工程を確実に行うための基盤を整えます。
② パテ処理 シーラー処理の後、パテを使って壁面の凹凸を丁寧に平滑化しました。仕上がりの美しさを左右する重要な工程です。
③ 見切り材の取り付け 聚楽壁とクロスの境目となる見切り材を取り付けました。境界をきれいに処理することで、全体の仕上がりに締まりが生まれます。
④ 和風クロスの貼り付け 最後に、ウレタン加工が施された強度のある和風クロスを貼り付けました。純和風の空間の雰囲気を損なわないよう、デザイン・素材ともに慎重に選定しています。
施工結果・ビフォーアフター
BEFORE: 聚楽壁の表面が擦れによって剥がれ、美観を損なっている状態。
AFTER: 腰板を張ったような落ち着いた仕上がりとなり、元々の和の雰囲気ともよく馴染んだ空間に生まれ変わりました。
採用したクロスはウレタン加工による高い耐久性を持ち、傷がつきにくく水も弾くため、多くの観光客が訪れる環境でも美しさと清潔感を長く保つことができます。
伏見稲荷大社という歴史ある場所
伏見稲荷大社という歴史ある場所の建物保全に携わることができ、大変嬉しく、また光栄に感じております。補修を終えた美しい空間で、これからも多くの方々が癒しのひとときを過ごしていただけることを願っております。今後とも、大切な建物・空間を守るお手伝いができれば幸いです。










